専門職大学で作業療法士を目指そう。

専門職大学で作業療法士を目指そう。

医療従事者の仕事は今後の高齢化が進む日本ではとても必要になってきます。私たち人間が生きていく上で、年齢と共に身体のあちこちが機能しにくくなってきたり、病気にかかりやすくなったりという現象は誰の身にも起こりうることです。そういったことが原因で、身体の一部が機能しなくなる人も世の中にはいますよね。そんな人たちが元気に生活できるよう、リハビリして手助けするのが作業療法士の仕事です。

よく似たような名前の職業で理学療法士がありますが、理学療法士は寝返る、起き上がる、立ち上がるといった日常生活で必要な基本動作の身体機能の回復をリハビリする専門家に対し、作業療法士は入浴、食事などの日常動作に加え、手工芸、園芸、レクリエーション等様々な作業活動を通して身体のみならず精神的な面もリハビリする専門家です。作業療法士は躁うつ病や摂食障害などの精神疾患を伴う患者も対象としているので、そこが理学療法士との明確な違いと言えるでしょう。

手を握る人たち

そんなリハビリのプロ、作業療法士を目指すなら学校への進学が望ましいのですが、国の新しい大学制度として、2019年から専門職大学制度が始まることをご存知でしょうか?専門職大学は聞き馴染みない人が多いかと思いますが、簡単に説明すると、専門職大学とは大学と専門学校の良いところを活かした中間的ポジションの大学です。2020年開学予定の東京医療福祉専門職大学では、従来の大学制度にはない『職業と直結した実践的な教育環境』を強みとしており、実際の医療現場を再現した実習室は充実した設備で、『多職種連携』と言って作業療法に限らず他の医療従事者とも実践教育が受けることも出来ます。医療福祉専門職大学は有名なモード学園のグループ校で、東京、大阪、名古屋と3校全てに作業療法コースがあるので、もし医療福祉専門職大学を目指すなら、自分の通いやすい地域の大学に通ってリハビリのプロを目指しましょう。